銀は千鳥につかえ:将棋の戦略・攻め方と駒の動かし方


銀は千鳥につかえ

銀は千鳥につかえと言われますが、銀は将棋の戦い方を考える上で、攻め手の要の駒と言う事を、この格言では良く表しています。

将棋の駒と言うのは一度前へ動いたら元の場所に戻れない駒がいくつもあります。例えばそれは桂馬や 香車であったり、歩であったりします。そんな中で銀と言うのは斜め前に動いてももし万が一元いた場 所に戻ろうとすれば戻れる駒であります。

そんなことで、銀と言うのは将棋の駒の中で、同じ場所に戻 ることのできる特性を持った大切なこまであります。そんなことからこの格言はうまれたということが できます。

銀は本来攻めに向いた駒です。その銀が攻めるために前へ進む場合にも、銀は千鳥の動かし方をして行くのが得 策であります。

というのも、銀はまっすぐ前にも動けますが、まっすぐ前へ動いても、仮に前線でその銀 に狙いがかけられた時に銀はもといた場所に戻れないからです。その点、銀が千鳥に動けば、仮に万が 一前線でその銀に狙いがかけられた時でもその銀をもといた場所へ撤退させることが容易だからです。

そのような理由が、銀は千鳥につかえと言われる所以の一つです。

さらに、銀はその斜めに動くことのできる性質から要の駒と用意に連携を持つということもできます。その ため銀を千鳥に、つまり斜め後ろに引くことにより守りの金との間にヒモをつけることができます。そ の連携を繋ぐためにも、銀は斜め後ろに下がって自陣の守りを引き締める効果をもたらすことができま す。

そのような意味でも銀は千鳥に使えと言われるのです。

カテゴリー:金銀の動かし方

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将棋の戦略は重要です。序盤・中盤・終盤、それぞれにおいて、どのように駒を動かすのかという考え方の基礎を、このサイトでは紹介します。
初心者が勝つ方法としては、まずは、将棋の定石を覚える事です。歩、香車、桂馬、金、銀、角、飛車、王・玉、それぞれの駒の動かし方を、将棋の格言を通じて、あなたに伝授します。
勝負の分かれ目は、相手との読みの勝負で勝ることが大事なポイントですが、全体を通しての大局観を持つことも重要です。
それぞれの展開において、駒組・手数を考え、戦いを優勢に進めていきましょう。勝負の全体像を考える事は、人の一生の行き方に相通じるものだと私は思います。

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